今回は

代替テキストって一体何なの⁉︎
そんな疑問を解決していきます。
- 代替テキストとは何か?
- なぜSEOに関係あるのか?
- WordPressで画像を挿入するときの注意点


ブログ記事に画像を挿入するのは当たり前の時代。
でも、その画像に「代替テキスト(alt属性)」をきちんと設定していますか?
「とりあえず見た目が整えばいいや」と思っていると、SEO的にもユーザー的にも大きなチャンスを逃しているかも!
特にWordPressユーザーにとっては、“画像まわりの設定”はアクセス数や検索順位を左右する重要なポイントになりますからね。
画像をただ載せるだけで終わらせず、「伝わる」「検索される」ブログに一歩近づきましょう!
それでは、本題に参ります。
代替テキスト(alt属性)とは?


画像をブログやWebサイトに挿入するとき、実は“見えないけれど重要な情報”があります。
それが「代替テキスト(alt属性)」なんですよね。
これは、画像の内容や意味を言葉で説明するためのテキスト情報のことで、SEO対策やアクセシビリティ(誰もが利用しやすい機能のこと)向上に直結する重要項目です。
では、代替テキストにはどのような役割があるのか、WordPressではどこで設定するのか、似ているようで異なる「タイトル属性」との違いも含めて解説していきます。
H3:画像に“説明文”をつける役割
代替テキストの最大の役割は、「画像の意味を言葉で伝えること」です。
検索エンジンは画像を視覚的に認識できないため、「この画像は何を表しているのか?」を代替テキストから読み取ります。
また、
視覚障害のある方がスクリーンリーダーを使用する場合、このテキストが音声で読み上げられることで、画像の情報を把握できるようになります。
さらに、画像が何らかの理由で表示されなかった場合も、代替テキストがあれば内容を補足できます。
つまり、SEO・アクセシビリティ・UX(ユーザー体験)の3点すべてに効果的な要素なのです。
どこで設定するの?
WordPressでは、画像をアップロードまたは挿入するときに代替テキストを設定できます。
代替テキストを入力する場所は⇩


画面の赤枠部分に「この画像が何を表しているか」を簡潔に、わかりやすく記入しましょう。



入力する際の注意点は後述しますね。
これだけで、SEO的にもアクセシビリティ的にも優れた画像になります。
代替テキスト(alt属性)とタイトル属性の違い
WordPressで画像を挿入する際、「タイトル」や「キャプション」といった「タイトル属性」も見かけますよね。
代替テキスト(alt属性)と混同しやすいので、表にしました。
ザックリこんな感じ⇩
項目 | 機能 | 表示場所 |
---|---|---|
代替テキスト(alt属性) | 画像の内容を説明する(SEO・支援技術向け) | 表示されないが、HTML内で読み取られる |
タイトル属性 | 画像にマウスを当てたときにポップアップ表示 | ブラウザ上でツールチップ表示 |
つまり、alt属性は検索エンジンやスクリーンリーダーのため、タイトル属性はユーザーの補足情報と言えるでしょう。
WordPressでの「代替テキスト」に関する注意点


WordPressで画像を挿入する際に、



ただ画像をアップロードするだけではもったいない!
見た目を整えるだけでなく、“検索エンジンやユーザーに伝える工夫”をすることが大切です。
ここでは、特に見落としがちなポイントを2つご紹介します。
「代替テキスト」を空欄のままにしない
画像をアップロードすると、WordPressでは「代替テキスト(alt属性)」を入力する欄が表示されますよね。
でも、面倒くさいからといって、そのまま画像を挿入してちゃダメですよ!
空欄のままにすると、以下のようなデメリットがあります。
- Google画像検索にヒットしにくくなる(SEO機会の損失)
- スクリーンリーダーが画像の内容を読み上げられない
- 画像が表示されなかった場合に何の補足もされない
ほんの一言でも構わないので、「この画像は何を表しているのか?」を短く・具体的に書くようにしましょう。
キーワードの詰め込みすぎは逆効果
「代替テキストにはSEO効果がある」
これは確かです。
でも、その情報を過剰に利用して、



不自然にキーワードを詰め込むのは、むしろ逆効果です。
こんな例は要注意⇩
❌ NG:「WordPress 画像 WordPress 画像挿入 WordPress代替テキスト SEO」
読んでも意味が通じませんし、Googleから「スパム」と判断されてもおかしくありません。
検索エンジンは“自然でわかりやすいテキスト”を高く評価します。
あくまで“その画像が何か”をシンプルに説明することが、最も効果的なSEO対策です。
代替テキストの例【テンプレ付き】
読者にとっても、検索エンジンにとってもわかりやすい代替テキストを書くためには、以下の3点を意識しましょう。
- 何が写っているかを簡潔に
- 具体的な言葉で
- 画像の意図と合っている内容にする
迷ったときは、



以下のようなテンプレート使ってください。
- 「〇〇している△△」
- 「場所+行動+特徴」
例えば、
「カフェでノートパソコンを操作する女性(会社員)」みたいな感じでOKです。
アクセシビリティにも配慮する
代替テキストはSEOだけでなく、視覚障害のある方にも役立つ「アクセシビリティ対応」のひとつでもあります。
たとえば:
- スクリーンリーダーが画像の代わりに内容を読み上げてくれる
- 画像が表示されないときもテキストで意味が伝わる
副業でのブログ運営やサービスサイトでは、こうした細かい配慮が信頼感UPにつながりますからね。
Webアクセシビリティの基本ガイドライン(WCAG)でも、すべての画像に適切な代替テキストを設けることが推奨されています。
こんな感じで記載されています⇩
ガイドライン 1.1 テキストによる代替: すべての非テキストコンテンツには、拡大印刷、点字、音声、シンボル、平易な言葉などの利用者が必要とする形式に変換できるように、テキストによる代替を提供すること。
引用元:https://waic.jp/translations/WCAG20/Overview.html#text-equiv
まとめ|代替テキストは“見えないけど伝える”力がある


WordPressで画像を挿入するなら、「見た目の美しさ」だけでなく、「伝わるテキスト」で補うことが大切です。
- SEO:検索エンジンに内容を伝える
- アクセシビリティ:誰でも読める・聞ける環境にする
- UX(ユーザー体験):画像の意図を正確に伝える
入力の手間はかかりますが、アクセスアップと信頼性向上の両方が狙える大事な施策です。
次の記事から、ぜひ「代替テキスト」を意識してみてくださいね。