今回は、
え?リライトした記事の順位が下がってる⁉︎
リライトしたら「圏外」へ飛んじゃった…。
そんな悩みや疑問を解決していきます。
- リライトした後に順位が下がって困っている人
- 記事の順位が下がった時の対処法が知りたい人
- リライトのコツが知りたい人
リライトしたにもかかわらず、「順位が下がって困っていますよね?」
私も全く同じ経験をして、当時はパニックに陥ってました(笑)
先に、結論から先にお伝えしておきます。
リライト直後に検索順位が下落することは「特に珍しいことではない」ので、しばらく放置して様子をみましょう。
ブログ運営において、記事のリライトは避けては通れない道です。
だけど、大事にリライトしたつもりなのに記事の順位が下がってしまったら、確かに混乱しちゃいますよね。
本記事では「リライト後に順位が下がる3つの理由」について掘り下げて、さらに、順位が下がった時の「対処法」についても紹介します。
後半では、リライトする時に大切なポイントについても解説してあるので、ぜひ最後まで読んでいってください。
それでは、早速本題に参りましょう。
ブログの記事をリライトすると順位が下がるの⁉︎
冒頭でもお話ししたように、
リライトした後に順位が下がるのは珍しいことではありません。
下のグラフは、実際にリライトした記事を追った検索チェックツール「GRC」の画面になります。
見事に、リライトした後に順位が下落してますよね。
実際のところ、リライトはメリットだけではありません。
SEO対策におけるリライトの影響は、驚くほど繊細で、時に予想外の結果を招くことも事実です。
なぜリライト後に順位が下がるのか、その理由を探るためにはいくつかのポイントを理解する必要があります。
1つ目は、「単にリライトすることがSEO対策に繋がるわけではない」ということ。
コンテンツの差し替えや文章量の増減、キーワードの変化など、リライトの具体的な内容や手法によっては、むしろ評価を落とす恐れもあります。
2つ目のポイントは、「Googleなどの検索エンジンのアルゴリズムの変動」です。
これらのアルゴリズムは常に最新情報に対する適応性を求められ、その結果、一度リライトで順位を上げたページも、その後のアルゴリズムの変動により順位を下げてしまうことも十分考えられます。
要するに、
リライトによる順位の変動は珍しくなく、それに備えることがSEO対策に必要なスキルであると言えます。
常に最新の情報を得て、ユーザーにとって価値あるコンテンツを提供していきましょう!
リライトした後に順位が下がる3つ理由
記事のリライトは、より多くのユーザーに情報を伝えるために、また、Googleの検索エンジンにより良く評価されることを目指して行っていますよね。
ですが、反対に順位が下がることも少なくありません。
それはなぜでしょうか?
これから、リライトした後に順位が下がる3つの主な理由を、具体的に紹介していきます。
- 記事を再評価するための一時的な下落
- Googleのアップデートと重なった
- 記事の内容が検索意図から外れた
記事を再評価するための一時的な下落
リライト後は一時的に順位が下がる現象が発生することがあり、焦る人も多いですが、必ずしもネガティブな反応ではありません。
この下落は、新たに書き換えられたコンテンツが検索エンジンによって再評価されている過程と考えられています。
Googleは定期的にウェブサイトをクロール(巡回)し、情報を更新します。
このとき、大幅に書き換えられたコンテンツに出会うと、その品質や価値を再評価します。
再評価に伴う一時的な下落だと考えましょう!
この再評価期間は一時的で、通常数日から数週間で安定します。
要するに、
リライト後すぐに順位が下がったからといって過度に反応するのではなく、一定期間様子を見ることが重要です。
また、再評価期間中に検索ユーザーの反応も確認し、狙ったキーワードでアクセスが増えるなどのポジティブな変化があれば、リライトが功を奏している証拠だといえます。
Googleのアップデートと重なった
リライト後の順位下落は、時として「Googleのアップデートの時期と重なる」可能性があります。
最近は、年間を通して何度も検索エンジンのアルゴリズムを更新しているからです。
アルゴリズム(algorithm)とは、問題を解決したり目標を達成したりするための計算方法や処理方法のこと。もともとコンピュータープログラミングで用いられた言葉で、大量なデータを高速に処理するために、プログラムへ組み込んだ一定の計算手順や処理方法をアルゴリズムと呼んでいます。
引用元:https://www.kaonavi.jp/dictionary/algorithm/
ある日突然、
検索順位が下落することも少なくありません。
更新の内容は、品質の高いウェブページをより良く評価するメカニズムや、ユーザーの検索意図により合致する結果を表示するための工夫など、さまざまです。
内容によっては、リライト前後で特に変化がなくても、検索エンジンの評価基準が変わるために順位が下がることもあります。
したがって、
リライト後の順位変動に頭を悩ませているなら、その期間にGoogleのアップデートがあったか調べましょう。
SNSでは「コアアップデートに被弾!」などのつぶやきが連発するのですぐにわかります。
こんな感じですね↓
もし重なったと確認できれば、そのアップデートの内容を探り、Webサイト全体のSEO対策を見直す機会と捉えることをおすすめします。
記事の内容が検索意図から外れた
順位下落のもう一つの理由として、記事の内容が検索意図から外れてしまった可能性もあります。
記事をリライトする目的は、検索エンジンより好意的に評価されることですが、最終的に「ユーザーに価値ある情報を提供すること」を意味します。
ユーザーが検索エンジンを使う目的は、自身の問題を解決したり、必要な情報を得たりすることです。
そのため、記事の内容がユーザーの検索意図に沿っていなければ、検索結果で上位に表示されてもクリックされにくくなります。
また、
1度クリックされてもすぐに離脱する可能性も高くなるでしょう。
これらにより、Googleからの評価は低下し、順位も下がることにつながります。
リライトの際には、
対象となるキーワードの検索意図を確認し、それに応じた価値ある情報を提供することが大切です。
価値ある情報とは何かを考える際には、ユーザーがどのような情報を求めているのかを深く理解する必要があります。
それは業界の専門知識だけでなく、具体的な「使用感」や「評価」など、リアルな経験に基づく情報かもしれません。
検索意図を深掘りする方法については、下記の記事を参考にしてください。
リライトした後に順位が下がった時の対処法
リライト後に順位が下落したら落ち着いて、下記の方法を試してください。
- しばらく放置
- インデックス登録を促す
- リライト前に戻す
順番にみていきましょう。
しばらく放置
たしかに、リライトしたにもかかわらず順位が下がってしまったときは落胆します。
しかし、まずは慌てず放置してみましょう。
ここで示す「放置」とは、
ただ何もしないのではなく、一定期間観察し続けるという意味です。
最低でも1〜2ヶ月は様子を見守ってみてください。
実際に下の表のように、3ヶ月近く経過してから順位が戻ってくることも珍しくありません。
このような日々の順位チェックを、1記事ごとに手動で行うのは大変なので、「検索順位チェックツール」の使用をオススメします。
当サイトが使用する、検索順位チェックツール「Nobilista(ノビリスタ)」について詳しくは、下記の記事をご覧ください。
インデックス登録を促す
しばらく放置しても改善しない場合、または早急に対応が必要な場合には、「インデックスの再登録」を行ってみましょう。
これにより、Googleが記事の内容をより早く、より適切に評価できる可能性があります。
インデックスの登録は、リライト後のコンテンツが正しく理解されるためには欠かせない作業です。
Googleの「サーチコンソール」を使って、
ページのクロールをリクエストしましょう。
インデックス登録について詳しくは↓
リライトする前の状態に戻す
現状を打開できなかったときの最終手段として、「リライトする前の状態に戻す」ことを検討してみましょう。
なので、リライトを始める前には必ずバックアップを取っておく必要があります。
Word Pressのプラグインでは「BackWpup」、「UpdraftPlus」などがおすすめです。
また、バックアップを取っていなかった場合、レンタルサーバーによっては自動保存機能が用意されている場合があるので、そちらを確認してみましょう。
ちなみに「ConoHa WING
過去「14日間」のデータを自動保存してますよ。
リライトする時に大切な5つのポイント
リライトを行う際の大切なポイントは以下の5つです。
- リライトする記事の優先順位を決める
- リライトした内容をメモで残す
- 何度もリライトする(PDCAを繰り返す)
- 1回のリライトで大幅に変えない
- SEOについて学ぶ
詳しく解説していきますね。
リライトする記事の優先順位を決める
記事を大量にリライトする場合、そのすべてを1度に同じ熱量で行うことは困難です。
そこで大切なのが、リライトする記事の優先順位を決めること。
そうすれば、作業負荷を管理しながら質の高いリライトができます。
具体的にはどのように優先順位を決めるべきなのか。
1つの基準となるのが、「記事のアクセス数」です。
要するに訪問者数が多い記事、
つまりユーザーにとって価値のある記事から順にリライトしていきましょう。
また、他にも「成約に直結する可能性が高いページ」や、「季節性が高い特定の記事」なども優先順位が高いと考えられます。
サイトの目標や戦略に沿ってリライトする記事を選択すれば、集客や成果に結びつく可能性は高くなるはずです。
リライトした内容をメモで残す
リライトする時に1つ注意しなければならないのが、
「リライトした内容をきちんとメモする」ことです。
メモの内容は、「いつ」「何を」リライトしてどのように記事が変わったのかをメモで残して、検索順位の変動を確認していきます。
そうすることで、
記事のパフォーマンスが向上したか、ユーザーの反応がどのように変わったか等を評価する材料にもなります。
検索順位チェックツール「GRC」や「Nobilista(ノビリスタ)
また、同じ過ちを繰り返さないためにも、あるいは成功を再現するためにも、「リライトの内容をメモで残す」ことは必要不可欠です。
何度もリライトする(PDCAを繰り返す)
リライトは一度きりの作業ではありません。
何度もリライトを繰り返し、PDCAサイクル(Plan:計画、Do:実行、Check:チェック、Act:対策)を回していく必要があります。
実際には下記のような感じで行います↓
- リライトする記事を確認して計画を練る
- リライトを実行
- 検索順位の変動や成約数の変化をチェック
- 新たな対策案を講じる
この一連の流れを繰り返し徹底的に行うことで、記事は確実に進化し続けます。
初めてリライトを行ったときにはまだ見えてこない問題点や、新たに見つけ出した改善ポイント。
また、リライトの過程で生まれた新たな内容やアイデア。
これらを次のリライトに生かすことで、記事のクオリティーを長期的に保つことができます。
1回のリライトで大幅に変えない
リライトで全てを一新しようとするのは、実はリスクを伴います。
そのため、
1度のリライトで大幅に記事を変える必要はありません。
ある記事に対する読者の閲覧行動や反応は、その文章やキーワードの配置、情報の提供方法などに影響されるものです。
それらを一気に大幅に変えてしまうと、
これまでの反応を覆す可能性があります。
最初は、「記事のタイトルを変更する」、「リード文を修正する」、「新たなコンテンツを追記する」などのリライトを1項目ごとに行うことが大切です。
SEOの観点から一部を変更し、その影響を見極めながら修正を加えていくことが望ましいでしょう。
SEOについて学ぶ
最後に、SEOについて知識を深めることはリライトに欠かせません。
SEOとは、「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の略になります。
簡単に言うと、コンテンツの質を上げて「ユーザー」と、「検索エンジン」の双方に最適化したサイト作りをしていく施策のことです。
検索エンジンのアルゴリズムは常に更新されており、その変化に常に対応しなければなりません。
SEOについて学ぶことで、
リライトの目的や意義を理解しやすくなります。
SEOについて詳しく学びたい方は⇩
まとめ:順位下落を恐れずにリライトしよう!
この記事を通じて、ブログ記事のリライト後に順位が下がる現象は必ずしも悪い結果を示すものではない、ということを理解していただけたかと思います。
順位が下がる理由は様々ありますが、
- 一時的な下落
- Googleのアップデートとの重なり
- 検索意図からの逸脱
が重要なポイントです。
順位が下がった時の対処法としては「しばらく放置すること」や「インデックスの再登録」、「内容を元に戻す」などがあります。
リライトの際は内容をメモしておき、PDCAサイクルを回すことも忘れないようにしましょう。
また、
1度のリライトで内容を大幅に変えるのではなく、SEOについての知識を深めて、リライトを繰り返すことが求められます。
恐れることなくリライトに挑戦して
ユーザーに対してより価値ある情報を提供することを目指しましょう。
また、ブログで「0→1」を達成されてない方は、下記の記事も一緒にご覧ください。
以上、最後までお付き合いありがとうございました。